結局ダイナミックレールパックはお得なのか - 連休の隙間編

Introduction
一昨年の秋、JR東日本びゅうダイナミックレールパックを利用した旅の旅費がお得すぎた、というエントリを投稿したところ、月間PV2,000弱のこの弱小ブログを多くの方にご覧いただくきっかけとなりました。
それに味を占めた、というわけではないですが、第2段。前回はどちらかというと閑散期にこのJR東日本びゅうダイナミックレールパックを利用したことで大変お得な旅ができたわけですが、別の期間で試すとどうなるのか?
ということで今回は4月末~5月頭の連休の隙間、北東北へ旅した際の記録を残してみます。
前回の記事へたどり着かれた方は「ダイナミックレールパック 安くない」「ダイナミックレールパック 高い」等のキーワードからの流入が多数で、やっぱりみんな気になるところは一緒なのだなと思いつつ。
旅の行程
今回の旅の行程は以下の通り。
- 日曜日の朝 東京発、東北新幹線で一路 盛岡へ
- 盛岡にて盛岡城周辺の桜を楽しむ
- IGRいわて銀河鉄道・青い森鉄道を乗り継ぎ、青森県三戸へ
- 見頃を迎えた桜の待つ三戸城を散策
- 青い森鉄道にて八戸へ、八戸にて宿泊
- 翌日 八戸から弘前へ移動
- 国内有数の桜の名所 弘前城公園を散策
- 新青森駅から東北新幹線にて帰京
このうち、東京-盛岡、新青森-東京の東北新幹線、八戸での宿泊先を、JR東日本びゅうダイナミックレールパックにて1週間前に手配しました。
実行結果
結論から言いますと、JR東日本びゅうダイナミックレールパックを使用しない場合と比べ、4,000円ちょっとお得でした。前回と比較すると割引額は小さいものの、桜が見頃な時期と連休の重なる行楽シーズン。ホテル代が高騰気味な状況を鑑みる限り、なかなか良心的な価格ではないでしょうか?
内訳 | ダイナミックレールパック適用時 | 通常料金 |
---|---|---|
東京-盛岡 | - | 15,210 |
JR東日本ホテルメッツ 八戸 | - | 7,600 |
新青森-東京 | - | 17,870 |
合計 | 37,300 | 40,680 |
付与JREポイント | 74pt | 661pt |
ちなみに、通常料金の算出条件は以下の通りとしています。
- 新幹線は、えきねっと eチケットでの料金と付与JREポイントとする
- ホテルは、公式予約サイトから同日に宿泊予約した場合を想定した価格とする
デメリット
とはいえ、前回の繰り返しにはなりますが、旅行商品として提供されるが故にデメリット、気を付けるべきポイントもいくつか。
- 座席の希望がざっくりとしか(窓側 or 通路側)指定できない
- ガラガラの車内にもかかわらず、隣に人のいる座席を指定されたという理不尽。。。
- 指定した日程で乗りたい時間の列車、泊まりたい宿が提案されるとは限らない(列車の場合は優等種別ではないものが提案されがち)
- 予約確定後、列車の変更・一部キャンセルが不可
- 途中下車不可
- 指定された列車を逃した場合は、一部例外を除き、原則 乗車券含め失効する(例外については前回記事に記載)
- JREポイントの付与率が低い
特に
- 列車の変更不可
- 指定された列車以外は原則 自由席であっても乗車できない
という制約は、あまり計画立てせず思い立ったまま旅をする私のスタイルとはちょっと相性が悪いことも(指定された列車に乗り遅れそうになり競歩を強いられたり、逆に思いのほか予定が早く進み疲れたので早く帰りたくとも1時間半待ちとなったり)。
まとめ
今回は、比較的 ホテルが高騰する行楽シーズンにJR東日本びゅうダイナミックレールパックを使った場合にどうなるか、を検証してみました。閑散期と比べるとお得感は小さいながらも、新幹線とホテルを別々に予約するよりもはるかに良心的な価格で旅できることがわかりました。
一方、その恩恵を受けるために、旅行商品故の制約を許容できるかどうか?そこが選択のポイントになるかと思います。
そのあたり含め色々と調べ結果とにらめっこしながら、これからの旅に思いを馳せながら、計画を組むひと時もやっぱり楽しかったですね。
蛇足
弘前の桜の美しさをレンズ越しに上手く伝えられないのは私の腕の無さ故なのか。いと、かなし。記憶を頼りにRAW現像してみる。

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