ハイブリッドスマートウォッチScanWatch Vitalsを買ってみた
Introduction
Withingsのハイブリッドスマートウォッチ ScanWatch Vitals 42mm ver を購入しました。
ハイブリッドスマートウォッチは、
- パッと見 アナログ時計でスマートウォッチっぽくない
- それでいて必要な通知情報を文字盤に埋め込まれているディスプレイで受け取れ、心拍等のバイタル情報を収集できる
- バッテリー持ちが一般的なスマートウォッチの数倍よい
という点に惹かれ5年程前に同じくWithingsのハイブリッドスマートウォッチ Steel HR Sportsを導入、毎日つけていました。そろそろバッテリーの寿命が怪しくなってきたり、バンドに亀裂が入ったりと使い古してきた感がでてきたため、この度 新作 ScanWatch Vitalsの購入に至りました。
このScanWatch Vitalsは、1年ほど前にグローバルで発売されたScanWatch 2と同一モデル(と思われる)。これまで日本国内で未発売だったものが、この度ScanWatch Vitalsにリネームされ国内販売が開始されました。グローバルでは発表されたタイミングから気にはなっていたもの、なかなか国内発売のアナウンスがなく。。。待ちわびたぞ(笑)
ファーストインプレッション
細かい機能紹介は公式WEBページや各種メディアに取り上げられていると思うので割愛。ここでは5日弱使ってみた感想をメリット・デメリットの両面から記載してみます。
メリット
ブラックのウォッチフェイスにシルバーのベゼルというシンプルで落ち着いたデザインへ
これまで使用していたSteel HR Sportsは黒を基調としつつ赤のアクセントカラーが随所に配置されたカジュアルよりなデザインで、20代後半当時はそれでよかったのですが、今改めてみるとちょっとごちゃついた印象。年を重ねて少し大人な方向へ転換。
時計の針が見やすくなった
よくある時計と同じように、時針と分針に夜光塗料が採用されたようで、暗い場所でも時刻の確認が容易になりました。前時計はボタンを押してディスプレイを表示する手間があったので、地味に嬉しい。
搭載しているセンサー増加
従来の心拍値やそれに基づく睡眠の深さといった情報に追加して、体温の変化・呼吸の乱れ、血中酸素飽和度(SpO2)といったバイタル情報が収集可能に。まあその情報を何に使うんだよ、といわれると答えに困りますが。。。平時と比べた数値のブレ幅の大きさから自分の体調変化を早く検知できる、はず(実際これまで何だか寝苦しいな、身体が重いなというとき、睡眠時の心拍のブレが明らかに異常値を示していたので)。
竜頭ダイヤルによる操作性が大幅に改善
前時計は、ボタンを押す/長押しする の2通りの操作しかなく、それによって時計のモードの切り替えやタイマーの設定をしていましたが、結構 無理のある形で。。。今回、竜頭ダイヤルを回す、という操作が増えたことで「移動」(ダイヤルを回す)と「決定」(竜頭を押す)、「ショートカット」(竜頭の長押し)という3オペレーションが明確に分けられたため、かなり操作性がよくなりました。
付属のバンドがサラサラ素材
付属のバンドがサラサラした素材感で付け心地がよい点も〇。前時計のバンドはシリコン感が強く(経年劣化によるところもありますが)ややペタペタした感触で、汗ばむ季節はちょっと不快でした。
デメリット
サイズ感がやや大きい
42mmのウォッチフェイスは私の腕にはやや大きかった印象。前時計 Steel HR Sportsの40mmはあまり気にならなかったのですが、2mmの差は結構大きいね。ちなみにこのモデルは38mmもあったのですが。。。38mmの丸っこいデザインよりこちらの42mmの角ばったデザインのほうが好きだったので。ちなみに事前情報からはやや分厚いかなと思った本体の厚みについては、一般的な時計とさほど変わらずほぼ気にならない厚さでした。
一部機能が使用できない
グローバルモデルでは心電図(ECG)機能も搭載・使用可能なのですが、心電図機能の搭載は厚生労働省の認可が必要になるらしく、国内版ではこれが封印されています。おそらくハードウェア自体は乗っているが、ソフトウェアレベルで無効化しているのかと。あったところで何に使う、という話ではありますが、折角ハードウェアは用意されているのに使えないというのがもったいなく思えてしまう。ちなみに同じように心電図機能を備えたApple Watchについては国内でも利用者が多い(メーカー側が認可をとる手間を割く価値がある)ことから厚労省の認可がとられたうえで使用可能とのこと。Withingsもこれの1つ前のモデルのScanWatchにおいて認可が取れればアップデートで使えるようにするみたいな書き込みがありましたが、セールスボリュームを考えたときに今後も対応されるかは微妙ね。
アプリとの整合性
デメリットというかわかりにくい点なのですが。。。初期セットアップ時にスマートフォンのアプリから対象のモデルを選択する必要があるのですが、私が試したタイミングではそこに「ScanWatch Vitals」の選択肢がありませんでした。このモデルが「ScanWatch 2」と実質同じということを知っていたので「ScanWatch 2」を選択しセットアップを継続できましたが、知らない人に不親切な設計かと。
経過観察中
バッテリー持ちが思ったより良くない?
ここからはもう少し様子を見ないとまだ断言できないポイントですが、Steel HR Sportsと比べるとバッテリー持ちがよくない気がする。どちらも30日くらいは持つことが公称されていて、実際Steel HR Sports生活では月に1回くらいの充電で間に合っていました(ここ最近は劣化からそんなに持たないときもありましたが)。ScanWatch Vitalsは。。。5日弱で残量60%、40%持っていかれています。もちろんまだ使い始めたばかりでバッテリーが安定していないの原因で、この後もリニアに減る訳ではなく減少速度は落ち着く可能性はあるので(実際 最初の1日で100→80%、そこから少し落ち着いた)、今時点でバッテリー持ちが悪いとは断言せず、少し様子を見ます。
2024/10/28追記
20日間ほど使っていてバッテリー残量6%の警告がでていたため、先ほど充電しました。ちなみに6%状態が2日くらい続いていました。最初の2,3日の減少幅がかなり大きかったのでちょっと心配でしたが、その後 落ち着き。これくらい持ってくれるのであれば安心ですね。
終わりに
以上がファーストインプレッションでした。もう少し使ってみて気になる点がでてきたら続報を記載するかも。
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